【再認識】今回のテーマは、ニーアクション=スイング中のヒザの動き。パッと思い浮かぶのは、両ヒザを目標方向へスライドさせる動きだろう。いかにもインパクトゾーンを長くして打てそうだが……《第153回》

ゴルフ スイング

スイング中、ヒザの動きをうまく利用できる人は、以下、きっとこんな流れになるんだろうな、と思っていました。ニーアクション→ヒザを柔軟にヨコに使う=スライドさせる動きを入れる→ヘッドを低く長く動かせる→インパクトゾーンを長くして打てる→打球の方向性を高める。……ゴルフを始めて長らく、そう信じて疑っていなかったのです。それを数年前、湯原プロに話したところ「全然違うよ。ヒザのスライドは飛距離を抑えたいときに使うんだよ」。……えっ、そうだったんですか⁉ かなり衝撃的なレクチャーを受けました。
今回は自分(伊藤)、その教えを思い出して、学生時代からの友人であり、ゴルフ仲間でもある当講義の女性スタッフに「ニーアクションとは? どんな時使うんだ?」と質問するシーンから始まります。……でも、やっちゃいました。質問の仕方、というか、言葉のチョイスを間違ってしまったのです。それをやんわりと指摘し、修正して話を広げてくれた湯原プロ。あらためてヒザの動かし方について勉強させて頂きました。皆さんのレベルアップにも役立つこと請け合いです。

ゴルフ界随一の理論派プロ
 代名詞は切れ味鋭いアイアンショット
  東京国際大ゴルフ部監督
湯原信光
ゆはら・のぶみつ/1957年8月14日生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算7勝、シニアツアー通算1勝。東京国際大学所属
 7歳からゴルフを始め、74、75年と日本ジュニアゴルフ選手権制覇。日本大学櫻丘高校から日本大学経済学部に進学し、ゴルフ部へ入部。79年日本アマチュアゴルフ選手権を含む、27回の優勝を達成し、卒業後80年プロ転向。学生時代から定評のあった美しいスイングに磨きをかけ、日本を代表するショットメーカーとして君臨、一世を風靡した。
 特筆すべきはパーオン率の高さ。記録の残る85年以降2005年までの21シーズン中、19シーズンでベスト10入り。98、00、01年は1位に輝く。
 2013年7月、東京国際大学特命教授、および同大学ゴルフ部監督に就任。現役ツアープロがフルタイムで学生を指導する先駆者となった。
 ツアープロ、大学教授、ゴルフ部監督と“三足の草鞋”を履きながら22年4月、日本大学大学院 総合社会情報研究科 博士前期課程 人間科学専攻に入学。さらなるゴルフ理論を追究しつつ、入学5年後の博士号取得に向けて現在奮闘中。

《目次》
00:00 ヒザの動きについて
00:24 ニーアクションって
01:38 ニーアクション解説
03:49 アプローチでは…
05:25 アドレスでヒザは?
07:16 練習場にて再解説
09:15 スライドと方向性×

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