松山英樹が初めて人前で発したネイティブ発音の英語と日米ゴルフ文化の話

松山 英樹

松山英樹が初めて人前で発したネイティブ発音の英語と日米ゴルフ文化の話
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今年10月のZOZOチャンピオンシップに出場するため、日本にやってきたメジャー2勝、通算5勝のコリン・モリカワが、こんなことを言った。

「海外に旅してゴルフをすると、自分のゴルフも旅をする」

 米カリフォルニアで生まれ育った日系米国人のモリカワは、プロ転向後は欧州はもちろんのこと、ドバイ、バハマ、そして日本やアジアにも旅をして、異国の地で数々の試合に出場している。今年の来日は彼にとって5度目の日本訪問。「日本のファンは最高。うどんと寿司は最高。コースも最高。とりわけグリーンが最高」と絶賛していた。

 興奮気味にジャパン・ラブを口にしていたモリカワを眺めながら、私は逆に、私自身が渡米したばかりの1990年代を思い出し、「なるほど、私のゴルフも旅をしたな」と秘かに頷いていた。

 日本を離れ、いきなり触れたアメリカのゴルフは、まさに驚きの連続だった。

 日本では、バブル時代に築かれた豪華絢爛なクラブハウスでビッグな朝食を取りながら人々と談笑し、それからコースに繰り出したものだが、アメリカの庶民的なゴルフには、そうした手順が一切ないことを知ったときは目が点になった。
Video: https://youtu.be/PfevXGZz6_U

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