「周りは欲張り。僕は、ただ……」松山英樹が重圧のなかで明かした本心
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次代を牽引する新しいリーダーを発掘し、ビジネスからサイエンス、スポーツ、アートなど多彩なジャンルから30人の才能に光をあて、その活動をForbes JAPANとしてエンカレッジしていくことを目的としている「30 UNDER 30 JAPAN」。
今年、スポーツ部門の受賞者として選出されたのが、プロゴルファーの松山英樹(29)だ。
2021年4月11日、日本男子ゴルフの歴史が変わった。尾崎将司、青木功、中嶋常幸、片山晋呉……数多のトッププロが敗れてきたオーガスタの難攻不落の壁を、松山英樹が初めてこじ開けた。快挙に至るまでの苦悩と努力に、10年来取材してきたゴルフ記者が迫る。
スマートフォンに起動させた地図アプリを手に、眉間にしわを寄せて言う。
「たぶん、ココだと思うんだよな」
画面に映し出されていたのはゴルフ場の衛星写真。数年前の春、松山英樹はアメリカにある自宅でオフにした時間を過ごしていた。
Video: https://youtu.be/Su6xdj0BzsM