「ひっさしぶり~」ノーボギーで優勝争い 渋野日向子の理想は殿堂入り名手

渋野 日向子

「ひっさしぶり~」ノーボギーで優勝争い 渋野日向子の理想は殿堂入り名手
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序盤でなかなかバーディパットが決まらなくても、渋野日向子は「しゃーないな」を合言葉にプレーした。予選落ちが重なった焦りから解放された3日目は、のびのびと「68」をマーク。9月「ポートランドクラシック」初日以来10ラウンドぶりとなるノーボギーに「ひっさしぶり~」と声も弾んだ。

唯一気持ちが乱れたのは7番。右ラフからグリーンを狙った2打目が許せなかった。6UTと5UTで悩み、一度手にした6UTから番手を上げた。「開いて打つぶん、距離も落ちるだろうと思ってピンまでの距離のクラブを持ってしまった」という2打目はグリーンをオーバー。「イライラしながら打った」5mのパーパットをねじ込み、何とか怒りを沈めると、次の8番(パー5)でご褒美が来た。

「本当にいいショットが2つ続いた」と2オンに成功して最初のバーディを奪うと、さらに2つ伸ばしてリーダーボードを駆け上がった。

順位は気にせずプレーすると決めていたが、最終18番で1m前後のバーディパットを打つ前にスコアボードが気になった。「あ、意外と上位にいるな」。自分の名前を見つけて気持ちよくバーディ締め。通算9アンダーで首位と5打差3位につけた。

Video: https://youtu.be/ysj7Q5BnLz4