「シェブロン選手権、西郷真央が2位で決勝進出 渋野日向子ら日本勢も続々突破」

渋野 日向子

シェブロン選手権3日目、ついに大きなドラマが動き出しました。テキサス州にある「ザ・クラブatカールトン・ウッズ」で行われたこの大会は、前日、濃霧による大幅なスタート遅延に見舞われ、第2ラウンドの一部が順延となる波乱の展開となりました。しかし、現地時間午前7時、日本時間午後9時に競技が再開され、全選手が予選ラウンドを完了。2オーバー64位タイまでの81人が決勝進出を決め、日本勢からも13人が出場する中、多くの選手たちが週末への切符を手にしました。

日本勢では、西郷真央選手がトータル6アンダーで首位とわずか1打差の2位という素晴らしい成績を収め、決勝ラウンド進出を果たしました。彼女の安定したショットと冷静なパッティングが光り、優勝争いへの期待が一気に高まりました。また、古江彩佳選手、竹田麗央選手、山下美夢有選手、岩井千怜選手の4人もトータル1アンダーで32位タイと好位置につけています。

さらに、渋野日向子選手と岩井明愛選手がトータルイーブンパーで40位タイ。渋野選手の笑顔は、日没直前の暗闇の中でも輝きを放ち、ファンを魅了しました。畑岡奈紗選手はトータル1オーバーで45位タイ、吉田優利選手と勝みなみ選手はトータル2オーバーで64位タイと、カットラインぎりぎりながら予選を突破しました。

また、西村優菜選手は前日に競技を完了できなかったものの、再開直後の最終ホールでバーディを奪取し、見事トータル2オーバーで決勝進出を決めました。一方で、笹生優花選手と馬場咲希選手はトータル6オーバー、109位タイで予選落ちとなりましたが、次回の巻き返しに期待が高まります。

首位に立つのは、前日アルバトロスを達成した中国のリュー・ヤン選手。トータル7アンダーという圧巻のスコアで大会をリードしています。西郷選手と並ぶトータル6アンダーの2位タイには、韓国のキム・ヒョージュ選手、アメリカのリンディ・ダンカン選手、サラ・シュメルツェル選手が名を連ね、熾烈な優勝争いが繰り広げられることが予想されます。

また、前年女王のネリー・コルダ選手は初日にスコア「77」と大きく出遅れたものの、第2ラウンドで「68」を記録し、45位タイで決勝進出を果たしました。彼女の巻き返し劇にも大きな注目が集まっています。

第3ラウンドは現地時間午前8時52分(日本時間午後10時52分)に開始予定。日本勢がどこまで上位に食い込めるか、また、西郷真央選手が悲願のメジャー初制覇に向けてどのようなプレーを見せるのか、目が離せません。

日本ゴルフ界の未来を背負う若き選手たちの熱戦に、これからも期待が高まるばかりです。皆さんもぜひ応援してください!

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