選手も祝福した。競技を終え、宿舎に戻っていた渋野は優勝を知るとコースに引き返した。「エッティ(古江)はすごい。ショットもパットもアプローチもレベルが高過ぎる」。西郷は「鳥肌が立った。最後はイーグルで格好いい」と感動していた。パー5の18番、セミラフからの第2打。残り169ヤードの位置から6番アイアンで攻め、ピンまで3メートルに2オン。イーグルを奪い、頂点に立った。
「パリには行くこともできなかった。同じフランスで優勝できたのはすごく気持ちを晴らせた」。秘めた思いが結実したメジャー初制覇だった。