渋野日向子の奇跡：4打差5位でV争いに踏みとどまり、不屈のカムバックと輝かしい未来を見せた。「最後まで諦めない」

渋野日向子の奇跡：4打差5位でV争いに踏みとどまり、不屈のカムバックと輝かしい未来を見せた。「最後まで諦めない」
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渋野日向子は、KPMG女子プロゴルフ選手権の3日目で見事なプレーを見せ、その不屈の精神で再びファンを魅了しました。彼女の輝かしい活躍は、日本のゴルフ界だけでなく、世界中のゴルフファンに希望と感動を与えています。第3ラウンドを終えた段階で、彼女のパフォーマンスとその背後にある要因について詳しく掘り下げていきましょう。

新たなクラブセッティングの導入
渋野日向子の好調の一因として、新しいクラブセッティングの導入が挙げられます。彼女はアイアンシャフトをスチール＆カーボンシャフトの『スチールファイバー i95CW R』からカーボンシャフトの『MCI 80R』に変更しました。このシャフトは全体がしなる中調子のもので、彼女に適しているとされています。

クラブフィッターの吉田智氏は、YouTubeチャンネル『プレゴルTV』で次のように説明しています。「MCI 80Rは全体がしなりやすい中調子シャフトで、渋野日向子プロにはこの特性が合っています。彼女が好調だったときに使っていた『スピーダーエボリューション6』も同様に全体がしなる中調子シャフトでした。部分的にしなるシャフトよりも、全体が大きくしなるため、タイミングが取りやすく、球もつかまえやすいのです。」また、『MCI 80R』は重量があるものの、シャフトが戻ってこないタイプで、手元を低く保ってハンドファーストで打たないとボールに届かない感覚があるといいます。渋野日向子は手元を低く保って打てるため、ボールを強く押していける。この特性も『MCI 80R』が彼女に合った理由の一つです。

さらに、渋野日向子はドライバーシャフトも『ツアーAD CQ 5S』から『スピーダーNX グリーン 50SR』に変更しました。「このドライバーシャフトならアイアンと交互に打っても違和感がありません。こちらも全体がしなりやすい中調子で、自然にボールをつかまえてくれます。振ると自然とヘッドスピードが上がる不思議なシャフトで、いい感じで飛んでくれます。」と吉田氏は指摘しています。原点回帰ともいえる全体がしなりやすい中調子シャフトにアイアンとドライバーを戻したことで、タイミング良く振り抜けるようになった渋野日向子。19年の全英女子オープン以来のメジャー2勝目に期待がかかります。

Video: https://youtu.be/fQret36ISYs