米国女子ゴルフカンファレンス:渋野日向子、今季初の米国大会出場を目指す 「しっかり4日間戦えるように」
———————————————————————–
◇米国女子◇ファーヒルズ朴セリ選手権 事前情報(20日)◇
最終ラウンドで「67」をマークし、17位で終えた前年大会は、喜べる思い出として頭に残っていない。
「良いゴルフをした記憶があまりないです」。一緒に海を渡ってきた仲間や、プロアマ戦のゲストに向けられるキラキラの笑顔は、ふとした瞬間に消えてしまう。ツアー3年目の序盤戦、渋野日向子は今ある自分と戦うのに必死だ。
アジアシリーズの2月「ホンダLPGAクラシック」(タイ)で新シーズンに入り、2週前に「ブルーベイLPGA」(中国)でプレーした。結果は69位と予選落ち。試行錯誤が続き、前週の一時帰国中にもこのオフから師事した辻村明志コーチのもとに向かった。
スイング中、以前よりもクラブをアップライトに動かそうとする様子が見て取れる。「(昔に)戻している感覚はないですけど、今までのスイングの良い部分は残しながら、全部を捨てるのではなく、新しいものを取り入れてプラスしていくっていう作業かなと思っていて」
進捗具合は「始めたときよりは…」。手応えが十分にあるとはまだ言えない。「やっぱり試合で結果を出してこそ自信になると思う。そこがなかなか難しい。練習でできていても、試合でできないと意味がないし」。一歩ずつでも、進んでいる実感が欲しくて仕方がない。
Video: https://youtu.be/2NenU8sAX5I