渋野日向子「ショックが大きい」 欧州遠征序盤の復調から急失速した全英女子オープン
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女子ゴルフの渋野日向子は、どのように2023年を戦ってきたのか。連載第3回(全5回)は、欧州シリーズ3試合を取り上げる。
【渋野日向子 苦闘の1年(3)】米ツアー「ダナ・オープン」(7月13~16日、オハイオ州)で国内ツアーと合わせて5戦連続予選落ちした後、欧州シリーズへと臨んだ。
まずはメジャー第4戦「エビアン選手権」(7月27~30日、フランス)。昨年は予選落ちを喫しており、米本土の戦いぶりから厳しい結果が予想された。それでも好調とは言えない中、粘りのゴルフで6試合ぶりの予選突破。最終日は5オーバーと崩れて5オーバーの59位で終え「4日間プレーできたのはよかったけど(最終日は)悔いの残るラウンドだった」と語っていた。
続く米欧両ツアー兼ねる「スコットランドオープン」(8月3~6日、英スコットランド)で大きな見せ場をつくる。第1ラウンド(R)に米ツアー自己ベストタイの64(8アンダー)と爆発して首位発進。第2Rも4アンダーをマークしてトップを守る。しかし、第3Rに5オーバーと崩れて6位に後退すると、最終Rもイーブンと伸ばせず、結局16位に終わった。
ただ、その翌週は2019年大会を制したメジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(8月10~13日)。昨年は優勝争いの末に3位となっており、スコットランドで見せた復調の兆しは、大舞台での活躍を期待させるにには十分だった。
Video: https://youtu.be/jvZzu_AhkAg