渋野日向子は米ツアー来季シード獲得へ崖っぷち…それでもジタバタしてはいけない(羽川豊)

渋野 日向子

渋野日向子は米ツアー来季シード獲得へ崖っぷち…それでもジタバタしてはいけない(羽川豊)
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【羽川豊の視点 Weekly Watch】

 西村優菜が前週のアセンダントLPGA13位でポイントランキングを56位に上げた。直近2試合で獲得したポイントはそれまでの17試合267ポイントには及ばないものの、226ポイント。81位-61位-56位とランクアップし、来季のシード入りを確定させただけでなく、上位60人が出場できるツアー最終戦も見えてきた。2試合前にシード入りを決めて気持ちが楽になったことが、今回の結果につながったと思う。

 対照的なのが2試合連続予選落ちの渋野日向子だ。

 ポイントを得られず、ランキングはシード入り(80位以内)のボーダーラインギリギリの79位まで後退した。

 プロの世界にはいくつかの壁がある。プロテスト、出場資格、故障やケガ、スランプ……。渋野日向子は今、シード入りの壁に苦しんでいる。ティーグラウンドに立てば、フェアウエーは狭く見え、両サイドの樹木や池、バンカー、OBなどが気になるのではないか。攻める気持ちは薄れ、ミスが許されない重圧の中でスコアをつくらなければならない。以前は強めにヒットしていたパットも打てず、ボールの転がりにも迷いが見える。

Video: https://youtu.be/dfdDD2aWFEI