「相当、頑張らんと」 渋野日向子がにじませる危機感
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米国女子◇CP女子オープン 事前(23日)
今シーズン5つある海外メジャーは全て終わり、残り11試合となる米ツアー。渋野日向子は気持ちを新たにしてリスタートする。2週前のイングランド開催の「AIG女子オープン(全英女子)」(予選落ち)後は一時帰国し、「(岡山にある)実家に帰ってゆっくりしていました」と心身ともに休めた。
70位につける年間ポイントレースで、80位までのシード圏内には入っているものの「これからしっかり予選通過をしていかないとシードも厳しい」と話す。前年は3月「シェブロン選手権」4位、4月「ロッテ選手権」2位、8月「AIG女子オープン」を3位で終えたことで同レース23位で迎えられていた。
今シーズンは左手の故障を抱えながらのプレーが続き、予選落ちも重なった。「残りの試合も少なくなっているし、だいぶ危機感はあるのでしっかり頑張らんとな」
舞台となるカナダはプライベートも含めて初上陸。コースからは海が見えることながら会場付近に川もあって蚊が多く、「服の上からもメッチャ刺して、顔にも寄ってくるから“なんじゃこいつ”とはなっている」と思わぬ敵と格闘中。「でも人が優しいなと思うし、住みやすそう」という印象を持ったという。
割と平坦なフェアウェイのコースは左右に木々が立ち並び、「ポートランドのコースに似ている気がする。意外に狭く感じるのもあって、ティショットが大事かな。ラフも結構粘っこい」。ショットの調子自体は「全英の時は確かに良かったけど日替わりなので難しいですね。いまは上を狙えるというのはないけど、頑張ります」と意気込んだ。
Video: https://youtu.be/4AlLu5Q-nSk