渋野日向子、衝撃の全英制覇 初海外で成し遂げた快挙に現地メディアも首ったけ【全英プレーバック19年】
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“スマイリング・シンデレラ”が誕生したのは今から4年前。2019年大会だった。畑岡奈紗、鈴木愛といった国内外トップ選手が挑戦し予選落ちを喫するなか、一人の新星がイギリスの空に高々と両手を突き上げた。当時20歳の渋野日向子が海外初参戦で、見事な勝ちを収めた。
■無欲のメジャー初出場から一転…
17年の国内プロテストに失敗し、18年に2度目の挑戦で合格。19年はQTランキングで国内ツアーを戦うことになった。すると5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でツアー初優勝。6月末の国内賞金ランキング上位の資格で全英切符を手にした。
はじめての海外参戦を前に、早めに日本を発った。そのときに語っていた言葉には“優勝”の言葉などはなかった。「まずは予選通過を目指したいです。周囲からは最低でも来年の出場権がもらえる15位以内とか言われますが、できません(笑)。まずは楽しみたい。それで予選通過できたら、そのあと考えます」。楽しみたい気持ちがいちばん。そんな思いが、快挙を生むことになる。
Video: https://youtu.be/13xC4D3Vlk0