渋野日向子が取り入れた「テンフィンガーグリップ」 球がつかまらない人は試す価値あり!? 注意点は?
——————————————
ボールがつかまらない人はメリットが大きい
先週行われた「宮里藍 サントリーレディスオープン」に出場していた渋野日向子が、グリップを「テンフィンガー」にしていたことが話題になりましたが、野球のバットのように握るテンフィンガーグリップにはどのような効果があるのでしょうか。多くのプロゴルファーを指導してきたことで知られる南秀樹コーチに話を聞くと、腕の使い方が圧倒的に良くなるとのこと。ただし、注意点も。
テンフィンガーグリップは「ベースボールグリップ」と呼ばれることもあり、一般的なゴルフのグリップのように左手の人差し指を右手小指に乗せたり絡ませたりしないことが特徴ですが、南コーチはそれだけではないといいます。
「テンフィンガーにもいくつか握り方があって、左手の親指をシャフトに乗せて右手で包むように握る方法や、完全に野球のバットを握るように親指を入れ込まない握り方があります。渋野日向子プロは後者で彼女もコメントしていましたが、手首への負担を軽減する効果があります。テンフィンガー自体の効果としは右手が使いやすくなること。厳密にいえば右ヒジが使いやすくなり、バックスイングでもフォローでも積極的に右手を使えるようになるんです」
これまでの渋野日向子の握りはインターロッキング。左手人差し指と右手小指を絡めて握るグリップですが、右手と左手の一体感が出る一方でロックする感覚が強くなり、渋野日向子が言及したように手首への負担が大きくなる可能性があるとのことです。
Video: https://youtu.be/fJ-JVhQO3-4