絶景のなか「ポカーン」でリフレッシュも 渋野日向子が「風とお友達」になる4日間へ
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ロッテ選手権 事前情報
「すごく難しい環境での4日間をいい位置で終えられたのは自信になりました。もともと風に対していい意識をもってるほうではなかった。特別でした」。渋野日向子は、キム・ヒョージュ(韓国)との“一騎打ち”のすえ優勝こそ逃したが、2位になった1年前のことをこう振り返る。その時と同じホアカレイCCには、今年も時折ピンが折れそうになるほどの強風が吹くが、再び攻略を目指していく。
17位で終えた「DIOインプラントLAオープン」から中1週空けての試合。現地にはすでに先週入り、練習はもちろんだが、リフレッシュにも時間を割いた。「ダイヤモンドヘッドに登りました」。当時カポレイGCで行われた2021年の今大会に出場した時以来2年ぶりに登山。早朝、片道30分をかけ「山も海も、なんなら朝日も見える」という絶景を拝んだ。「ポカーンって5分くらいして、何事もなかったかのように帰る(笑)」。一度、頭を空っぽにする時間も持てたようだ。
昨年は「しっかり振れば曲がらないのが分かっとる」と、強風のなかでもドライバーが好調。4日間でフェアウェイキープ率は83.9%を記録し、それに後押しされるように上位に名を連ねた。現在はスイング改造中ということもあり、「球筋が違って、ほぼ逆といってもいい」というフェード気味のボールが出る場面も目に入ってくる。この変化により「少し打ちづらさを感じるところもある」と、コースの“見え方”も若干変わる。なにより「(フェードだから)左からの風を大きめに見ないといけない」と、風も含め対応が変わる部分も出てきそうだ。
Video: https://youtu.be/E4w_Qd4Iid8