「昨日より0.1ミリ」の進歩 渋野日向子が“真逆”のスイング改造で目指すこと

渋野 日向子

「昨日より0.1ミリ」の進歩 渋野日向子が“真逆”のスイング改造で目指すこと
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「1カ月前はやばかったですよ。いろいろごちゃごちゃになってシャンクが止まらない。ずっと練習して、なんとかここまでにはなったけど」。2020年まで指導を受けていた青木翔コーチに再び教えを請い、スイング改造に乗り出している渋野日向子は、そのスタート時のことを振り返りこう明かす。開幕前から「不安」という言葉を口にし、2日目のラウンド後にも「準備してきて、ここまでできるとは思ってなかった」と話した理由は、そこにあった。

ダウンスイング時にクラブを寝かせることなく、縦に振り下ろすことなどが目指される新スイングだが、その変化の特徴のひとつといえるのがトップの位置。昨年までは低いトップから低くクラブが下りてくるスイング(シャローイング)を目指してきたが、今年はその位置が高く、そして深くなっている。

これを実現するための合言葉が『右ひじをたか~く』。トップで右ひじを高く上げることを意識するため、青木コーチが渋野日向子に唱えさせている言葉だ。昨年までとは「真逆」のスイング作りとあって、取り掛かって1~2カ月程度での今はまだ違和感も覚える。渋野日向子自身、「(違和感は)めっちゃあります。ぜんぜん違う。ライが違うと上げ方も変わってくるし、意識しないといけないことが多い。難しい!」と言うほど。もちろん、定着までに時間がかかることは織り込み済み。

Video: https://youtu.be/SDO648Qpeyg

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