「シャットフェース」と「開いて閉じる」。正しいフェースの使い方をじっくり紹介!【解説「ザ・ゴルフィングマシーン」#63】

渋野 日向子

「シャットフェース」と「開いて閉じる」。正しいフェースの使い方をじっくり紹介!【解説「ザ・ゴルフィングマシーン」#63】
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「ゴルフ科学者」ことブライソン・デシャンボーの「教科書」であり、50年以上も前に米国で発表された書物でありながら、現在でも多くのPGAプレーヤー、また指導者に絶大な影響を与え続ける「ザ・ゴルフィングマシーン」。その解釈に向かい続け、現在はレッスンも行う大庭可南太に、上達のために知っておくべき「原則に沿った考え方」や練習法を教えてもらおう。

みなさんこんにちは。ザ・ゴルフィングマシーン研究家で、ゴルフインストラクターの大庭可南太です。最近の記事では、ラウンドも控えめになりがちな冬の間に、スウィングを見つめなおす企画をお送りしていますが、今回はフェースの管理について紹介をしたいと思います。

しばしば「フェースをシャットに使う」などと表現されますが、これにはどのような意味があるのでしょう。

そもそもゴルフクラブは「開いて閉じる」ようにできている
ゴルフクラブはシャフトからヘッドが飛び出たカタチ、つまり偏重心と呼ばれる構造になっています。難しい言い方をすれば、ヘッドスピードが遅い段階では慣性によってクラブヘッドはシャフトの進行方向より遅れる方向にチカラがかかり、ヘッドスピードが上昇するとともに遠心力でクラブヘッド重心がシャフト軌道の外側に持ち出されることになります。

Video: https://youtu.be/5Nz1jWCtAqg