渋野日向子 米ツアー初年度終え「ほぼ自信を失っている状態」…2023年は大逆襲なるか

渋野 日向子

渋野日向子 米ツアー初年度終え「ほぼ自信を失っている状態」…2023年は大逆襲なるか
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女子ゴルフの渋野日向子(24=サントリー)の2022年シーズンを振り返る連載の最終回。なかなか思い通りのパフォーマンスを出せなかった後半戦に注目した。

【渋野日向子 米ツアー挑戦の軌跡(5)】メジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(8月4~7日)はそれまでの不調がウソのように優勝争いへ加わり、カップには届かなかったが3位と大健闘。残るシーズンで米ツアーVを達成できるかに注目が集まったが、結果は伴わなかった。

「全英女子―」後は、韓国・ソウルに本部を置くアジア・ゴルフリーダーズ・フォーラム(AGLF)主催の新規大会「シモーネ・アジアパシフィックカップ」(8月18~20日、インドネシア)に妹・暉璃子(きりこ=19、明大)とともに出場。9月から米ツアーに復帰し、このタイミングの試打で好感触だったことからアイアンを約4年ぶりに変更。しかし結果にはつながらず、アジアシリーズ前までの6試合で4度の予選落ち。「メディヒール選手権」(10月6~9日、カリフォルニア州)で8位に入るのがやっとだった。

 その後は国内ツアー「三菱電機レディス」(10月28~30日、埼玉)、米ツアーを兼ねる「TOTOジャパンクラシック」(11月3~6日、滋賀)は優勝争いに絡めなかったものの、連日大勢のギャラリーを引き連れ、渋野日向子人気を改めて印象づけた。本人は「TOTO――」後に「個人的にはちょっと悔いが残る1年だった。出だしのトップ10の(多い)滑り出しから途中落ちてしまった。1年間安定してゴルフをするのは難しい」と今季を振り返っている。

Video: https://youtu.be/33zOjLSBBEg