渋野日向子 得意の「全英女子」で急復活の3位…プレーに劣らず評価された〝姿勢〟

渋野 日向子

渋野日向子 得意の「全英女子」で急復活の3位…プレーに劣らず評価された〝姿勢〟
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女子ゴルフの渋野日向子(24=サントリー)は2022年シーズンに米ツアーに本格参戦。今シーズンを振り返る連載第4回は、ファンを熱狂させたメジャーの優勝争いからスタートする。

【渋野日向子 米ツアー挑戦の軌跡(4)】結果がなかなか伴わない中で、迎えたメジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(8月4~7日)。19年大会を制したとはいえ、大きな期待をかけられていたとは言いがたかった。

 しかし、初日は見事に単独首位発進。「自分が自分じゃないみたいにパットが入ってくれた」と自分でもびっくりするほどのデキだった。その2週前「エビアン選手権」からチェンジしたマレット型のパターがなじんだ結果でもあった。2日目はスコアを2つ落として7位に後退するも、3日目に66(パー71)と巻き返す。5打差を追う首位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)との最終組で最終日を迎えることになった。

 結果的にはブハイと田仁智(チョン・インジ=韓国)とのプレーオフ(PO)には1打差足りず3位に終わった。涙も見せた渋野日向子は「やっぱり悔しいけど、うれしさもある。この結果は成長したと思いたい。内容では今日は3パットを3回したり、もったいないミスが目立ってしまった」と後悔の中にも充実感を漂わせた。戦前は予想できなかった結果に、プロゴルファーの平瀬真由美が試合を中継したWOWOWの解説で「渋野日向子さんは本当にわからないですね」と思わず口にしたほどだ。

Video: https://youtu.be/tz00IKBH0y4