バンカーの壁にべったり 渋野日向子が覚悟した“壁ドン”の一打

渋野 日向子

バンカーの壁にべったり 渋野日向子が覚悟した“壁ドン”の一打
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初日に2オーバーと出遅れ、2日目に挽回を期した渋野日向子は3バーディ・2ボギーの「71」とスコアをひとつ戻し、トータル1オーバーの45位タイで3日目に臨む。

強いアゲンストの風が吹きつける、1番から4番の難関ホールをどう乗り切るかがポイントだった。1番パー5では3打目を4メートルに寄せてバーディ発進。だが、2番パー4ではアゲンストのなか2打目を7番ウッドで打たされ、これがピンを大きくオーバーした。15メートル近い距離から3パットのボギー。「ロングパットが下手くそすぎる」と自戒のコメントを残したが、それでも2メートルほどのパーパットを沈め続け、流れを切らさなかった。

フォローの風となった6番パー5ではドライバーでフェアウェイを捉えると、ピンまで198ヤードの2打目を5番ユーティリティで2オンに成功。「乗ってくれてよかった。あの距離をユーティリティで打てるところまで飛んでいたのもよかった」とイーグルチャンスを演出した。ところが下り5メートルのイーグルトライは「下手くそすぎる(笑)」とカップをかすめずにオーバー。返しのパットを沈めたものの、スッキリしないバーディに表情は晴れない。

続く7番パー4では思いがけない一打を打たされる羽目になる。3番ウッドでフェアウェイに運ぶと、9番アイアンでの2打目は大きく左へ。グリーンを転がり、左バンカーに入った。「スコットランド(のコース)みたいな直角のところに行きやがって…」。ボールは高い壁にくっつくように止まっていた。

Video: https://youtu.be/0MNxtNXwqjw