渋野日向子と笹生優花の快挙:全米女子オープンに見る日本女子ゴルフの未来【原田香里のゴルフ未来会議】
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渋野日向子の復活
次に、渋野日向子さんについて詳しくお話しします。渋野さんは、2019年の全英女子オープンでの優勝以来、米ツアーを中心にプレーしていましたが、最近は不振に苦しんでいました。しかし、今大会では見事に単独2位に入り、久しぶりに彼女の笑顔を見ることができました。今季9試合に出場して予選通過は3回だけという状況から、一転しての2位入賞は本当に素晴らしい結果です。
渋野さんは、コーチを変えたり、スイング改造を重ねたりと試行錯誤を続けていましたが、その努力がようやく実を結びました。72ホールを終えてアンダーパーだったのは、笹生さんと渋野さんの二人だけで、彼女のプレーは確実に復調の兆しを見せています。調子が悪いときには周囲から様々な声がかかるものですが、渋野さんはその中で自分のやるべきことをコツコツと続けてきました。その結果が今回の単独2位に繋がったのです。
日本女子選手たちの活躍
今年の全米女子オープンには21人の日本女子選手が出場し、そのうち14人が決勝ラウンドに進出しました。これは昨年の11人を大幅に上回る記録で、日本選手の層の厚さを示しています。さらに、トップ10には笹生さん、渋野さんを含む5人が入りました。これは、日本女子ゴルフ界にとって歴史的な快挙です。
Video: https://youtu.be/vg5KZR7Pfcs