もう1つの女の戦い勃発…ファンが気になる原英莉花は? 国内メジャー日本女子プロが5日開幕

原 英莉花

それは当然アタマにあるだろう。

 5日開幕の公式戦、日本女子プロゴルフ選手権が、初めて沖縄(かねひで喜瀬CC=6670ヤード・パー72)で開催される。海外組からメジャーのエビアン選手権に優勝した古江彩佳(24)が凱旋出場。他には勝みなみ(26)、吉田優利(24)、稲見萌寧(25)も参戦するが、そんな「先輩」たちと来季は米国で戦うことを視野に入れる選手にとっては重要な戦いとなる。

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 10月8日時点の世界ランキングが75位以内なら、来季の米女子ツアー出場権を争う2次予選会(10月15日~18日)は免除され、最終予選会(Qシリーズ.12月5日~9日)から出場できる。つまり、期限までは今大会から5試合しかない。その間には世界ランクに反映されるポイントが高い、今大会や日本女子オープンもあるが、いずれにしても米ツアー挑戦を考える75位前後の選手にとっては1試合も無駄にできない時期を迎えた。

 姉妹でQシリーズ挑戦が噂される岩井ツインズは、姉の明愛(22)が35位で安全圏。妹の千怜も61位にいる。5月の全米女子OPなどに出場し、「海外メジャーの雰囲気がよかった」という竹田麗央(21)は36位。6月の全米女子プロで2位になった山下美夢有(23)も20位に着け、その気になれば受験可能だ。

 頑張りが必要なのが76位の桑木志帆(21)、81位の川﨑春花(21)、94位の櫻井心那(20)の3人。いずれも、頭の中に米ツアーがある連中だ。

 ファンが気になるのは、もっか103位の原英莉花(25)だろう。

「昨年は2次予選会から受けて、スコア誤記でまさかの失格。『今年は最終予選会から受けたい』と公言してきたが、成績不振で順位をあげられずにここまで来てしまった。

 原はツアー5勝のうち3勝が公式戦で、ビッグゲームに強いといわれていますが、安定感がないのは相変わらずです。今の状態では75位以内に入るのは厳しい。その時は、昨年と同じく2次予選から受けると腹を括っています」(ツアー関係者)

 とりあえず、目の前の試合に集中することだ。