渋野日向子、7打差の24位発進 「ベースボールグリップ」で〝豪打〟を連発「意外といい」/ 「そら、バレるわな。あはは」大胆“モデルチェンジ”「テンフィンガー」敢行

グリップ

渋野日向子、7打差の24位発進 「ベースボールグリップ」で〝豪打〟を連発「意外といい」/ 「そら、バレるわな。あはは」大胆“モデルチェンジ”「テンフィンガー」敢行
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宮里藍 サントリーレディス第1日サントリー所属のホステスプロ、渋野日向子は5バーディー、3ボギーの2アンダー、70で回り、首位と7打差の24位で滑り出した。痛めている左手親指付け根への負担を軽減するため、急造で「ベースボールグリップ」に変更。けがの功名ともいえる理想に近いドローボールを手に入れ、〝豪打〟を連発した。自己ベストの63で回った岩井千怜(20)=Honda=が単独首位に立った。

8歳からゴルフと並行して始めたソフトボールが役に立った。早朝から大勢のギャラリーが詰めかけたホステス大会。〝サントリーブルー〟のウエアを着て2アンダーで回った渋野日向子が、ニヤッと笑った。

「そりゃバレますよね。親指、出とるやんって。ざっというと5日目です。ソフトボールのバットを握る感覚です」

4月に左手親指付け根を痛めた。前日7日に初めて明かした症状は「けんしょう炎」。少しでも負担を軽くするため、クラブの握り方をこれまでのインターロッキンググリップから、親指を伸ばす必要のない、ベースボールグリップとも言われるテンフィンガーグリップに変えた。

提案者は父・悟さん。「打ってみたらと言われ、やってみようかという感じ。最初は振れるのかなと思ったけど、意外といいし、今の方が距離は伸びている」。ゴルフ人生初のグリップに変えても、生来の器用さで即順応した。ソフトボール時代は右投げ左打ちのエースで4番。ドローの弾道で左中間スタンドにホームランを放つイメージの豪快なショットに「片手離しでも大丈夫そう。打った後に歩き出しそうです」と笑った。

Video: https://youtu.be/8JgvIzygiJk