ダウンスイング① もはやドライバーはアッパーブローで、なんて時代ではない。極めて緩やかながらもダウンブローでボールをとらえるほうが安定して飛ばせる、と教わって納得のできる話《第32回》

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今回の講義は、決してドライバーで最大飛距離を生み出すための話をしているわけではありません。湯原が常々言っていることですが、ゴルフは飛距離を打ち分けるゲーム。ドライバーも然り。ある程度、自分を満足させる飛距離を出しつつも安定性の高いショットを放つことが重要でしょう。そのための要点ととらえて下さい。
さて、いつの頃だったかは記憶にありませんが、ドライバーはヘッド軌道が最下点を過ぎた直後、上がり際でインパクトを迎える、つまり、アッパーブローでボールをとらえるものだ、と教わり、信じて疑わずに生きてきたのは筆者だけではないはず。なるほど、だからこそのティアップだ、と。でもそれって今思えば、まだドライバーのヘッドがパーシモンか、メタル時代に聞いたことかも……。その時代とは比べ物にならないくらい道具が進化した現代においては、もはや当てはまらいのか⁉ うん? となると練習の段階から向き合い方も変えないと……。そんな考えも浮かぶ、湯原の話。とりあえず皆さんも聴講されて、筆者と同意見だったりしたらうれしいです。

ゴルフ界随一の理論派プロ 
 代名詞は切れ味鋭いアイアンショット
  東京国際大ゴルフ部監督
湯原信光
ゆはら・のぶみつ/1957年8月14日生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算7勝、シニアツアー通算1勝。東京国際大学所属
 7歳からゴルフを始め、74、75年と日本ジュニアゴルフ選手権制覇。日本大学櫻丘高校から日本大学経済学部に進学し、ゴルフ部へ入部。79年日本アマチュアゴルフ選手権を含む、27回の優勝を達成し、卒業後80年プロ転向。学生時代から定評のあった美しいスイングに磨きをかけ、日本を代表するショットメーカーとして君臨、一世を風靡した。
 特筆すべきはパーオン率の高さ。記録の残る88年以降2005年までの21シーズン中、19シーズンでベスト10入り。98、00、01年は1位に輝く。
 2013年7月、東京国際大学特命教授、および同大学ゴルフ部監督に就任。現役ツアープロがフルタイムで学生を指導する先駆者となった。
 ツアープロ、大学教授、ゴルフ部監督と“三足の草鞋”を履きながら22年4月、日本大学大学院 総合社会情報研究科 博士前期課程 人間科学専攻に入学。さらなるゴルフ理論を追究しつつ、入学5年後の博士号取得に向けて現在奮闘中。

《目次》
00:00 スイングの基本は
00:42 ドライバーも!?
02:24 入射角度の件
05:12 効率性を考えても
06:32 インから振るには
08:06 今回の講義まとめ

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