女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース(10月15~17日、千葉・東急セブンハンドレッドC)を制した古江彩佳(富士通)は18日、ブリヂストンスポーツを通して9月発売の新ドライバー BシリーズB1 が、ツアー通算5勝目に貢献したことを明かした。
今回ホステスプロとして、またアマチュア時代にも優勝したこの大会で再び勝つことができてうれしいです。この新しいドライバーに替えてから、飛距離と方向性が良くなり、今回の優勝にも大きく貢献してくれました
同大会で約11か月ぶりのツアー優勝を手にした古江は、第1ラウンド(R)、第2Rの平均フェアウェイキープ率20/28(71.4%)をマーク。勝みなみとのプレーオフでは、16番パー5、18番パー4ともに、ドライバーショットでフェアウェーをキープした。 Bシリーズ B1 については、9月の住友生命Vitalityレディス 東海クラシックから使用しているようで、 ミスをしても直進性が高く、フェアウェーキープもしやすいです。残りの試合もまだありますので、しっかりと自分のプレーができるように、そして、楽しくプレーしたいです とコメントしている。
エントリーの締め切りは米国時間今月12日。日本人ではかねて予選会受験を公言していた渋野日向子(22)=サントリー=とともに、古江が出場者リストに名を連ねた。8月上旬時点の世界ランク26位で、同75位以内の資格により10月の2次予選を経ず最終から出場が可能となる。8ラウンドで争われる予選会で45位以上が通過となり、20位以内が来年1月開幕予定のツアーにほぼフル出場できる目安とされる。
古江は6月末までの東京五輪代表争いで畑岡奈紗、稲見萌寧に続く五輪ポイント3番手で惜しくも日本代表入りを逃したが、今夏の欧州遠征でエビアン選手権(4位)、AIG全英女子オープン(20位)と上位を争った。この2戦では現地のキャディーを起用した。帰国後には 日本と違う環境で良い経験ができた と振り返っていた。今回の登録に関し、今後ツアー会場などで自らの思いを明かすとみられる。