マジか!? 松山英樹のドライバー選択とプレーオフシリーズの挑戦:その成功の裏側にある戦略とは?ドライバーでこだわる『球体と直線で構えられる』顔って一体なんだ?
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8月22日から25日にかけて開催された米国男子ゴルフツアーのプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」において、松山英樹は初日を2位で終え、その卓越した技術と戦略を改めて証明しました。彼の成功の背景には、使用するドライバーへの深いこだわりがあり、今回はその詳細を多角的に分析し、松山のゴルフにおける戦略的選択を深掘りしていきます。
松山英樹が絶大な信頼を寄せるドライバー:スリクソン『ZX5 Mk II LS』の選定理由
松山英樹が選ぶドライバーは、スリクソンの『ZX5 Mk II LS』に、グラファイトデザインのシャフト『ツアー AD DI 8TX』を組み合わせたものです。このクラブ選びには彼のプレースタイルが反映されており、特にボールの初速が高く、スピン量が少ないヘッドを好む彼のニーズに合致しています。松山は非常に慎重で、本当に納得しないと新しいクラブを使用しません。そのため、彼がこのドライバーを選んだ理由には、飛距離性能や弾道コントロールのバランスが完璧であることが挙げられます。
松山のクラブを担当するダンロップの宮野敏一氏によると、「ZX5 Mk II LS」の選択は、スピン量を抑えることでボールの初速を最大化し、より遠くへ飛ばすことを目指しているとのことです。しかし、スピンが少なすぎるとボールが落下しやすくなり、コントロールが難しくなるというリスクも伴います。松山は、そのリスクを最小限に抑えつつ、最適なスピン量を維持するために、常にデータをチェックしながら微調整を行っています。このバランス感覚が、彼の一貫したパフォーマンスを支えているのです。
ドライバーの「顔」に対するこだわり:心理的効果と技術的利点
松山がドライバー選びで最も重視するのは、クラブの性能だけでなく、その「顔」—つまり、クラブフェースの見え方です。松山はフェースが真っすぐで、トゥ側がかぶって見えるデザインを好む傾向にあります。この「顔」の選び方には、心理的な要素が強く影響しており、彼はクラブフェースが直線的に見えることで、ショットの際に安心感と自信を持ってスイングできるのです。
Video: https://youtu.be/UvOA_Ly1GOY