将来期待の小学生ゴルファーの話題です。岡山市の10歳の女の子が現地時間の7月9日からアメリカで行われる世界大会に挑戦します。強さの秘密に迫りました。
(安藤すみれ選手)
「ああ~ピッタリならん~」
楽しそうにゴルフの練習に励んでいるのは岡山市の横井小学校5年生、安藤すみれ選手です。すみれ選手は2024年4月に岡山市で行われた世界ジュニアゴルフ選手権の日本代表選抜大会で優勝し、3回目の世界への切符を手にした将来期待の選手です。
(安藤すみれ選手)
「去年(2023年)は上の学年もいて結構厳しかった。(今年は)たくさんバーディーとって世界一になりたい」
すみれ選手は3兄弟の末っ子でゴルフの国体選手でもある父・大祐さんと大学でゴルフを続ける兄・輝さんの影響で1歳からゴルフを始めました。休日は3人でコースを回る仲良しゴルフ一家です。練習では、父・大祐さんがマンツーマンで指導します。
本番を1週間前に控えたこの日の練習。大祐さんは細かく指導はせず、様子をじっと見守ります。
すみれ選手が出場する世界ジュニアゴルフ選手権では規定で保護者がキャディーを務められるのが10歳までとなっていて大祐さんがキャディーを務めるのは2024年が最後です。
(父・安藤大祐さん)「どうだった?」
(安藤すみれ選手)「全然曲がってな~い」
自分で判断してプレーができるよう、すみれ選手もモニターを見て飛距離を確認したり、スマホで撮影した自分のフォームを分析して繰り返し練習に臨みます。
(安藤大祐さん)
「キャディーにつかない試合も外で見るが、割とよく考えてできているなと思うけど、親としてはその中でも、もっとこうした方がよくなるなどいっぱい見えてくるので指摘はしている」
約2時間のショットの練習を終えて向かった先はパターの練習場。
(佐藤理子アナウンサー)
「今、すみれ選手、20球連続でカップに入れる練習を行っています。まるで穴に吸い込まれるかのようなパッティングに驚かされます」
すみれ選手の強みは「パター」。プレッシャーのかかる場面でも強気に打ち正確にカップへと運びます。くせをつけずにきれいなフォームで打てるよう毎日練習します。
(安藤大祐さん)
「特にパターに関してはかなりいいものを持っていて、しっかり強気で打てていたり、いれるパターはできているので、そこはすごいなと思う」
そんな、すみれ選手の憧れの選手は…
「渋野日向子ちゃん」
Q:どんなところが好きですか?
「1回、全英オープンで世界一になったこと」
Q:将来の夢は
「プロになって全英オープン優勝できるように頑張りたい」
親子二人三脚で挑む世界ジュニアゴルフ選手権は7月9日から3日間アメリカで開催されます。