渋野日向子と波に乗る日本勢が挑むエビアン選手権:過去最多タイの10人がエントリー
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フランスの美しいレマン湖のほとりに位置するエビアンリゾートGCが、7月11日から開催されるアムンディ・エビアン選手権の舞台となります。この大会は、日本勢にとって特に相性が良いとされる海外メジャーです。コースレイアウトがその理由の一つです。エビアンリゾートGCは適度なアップダウンと林間コースが特徴で、飛距離よりもショット力とコースマネジメントが求められます。
日本勢の輝かしい歴史
エビアン選手権は、日本勢にとって歴史的に成功を収めた舞台です。メジャー昇格前の2009年と2011年には宮里藍が優勝し、1997年には小林浩美が勝利を収めました。近年でも、日本勢の活躍が目覚ましいです。2021年には古江彩佳が4位に入り、2022年には西郷真央が3位を獲得。昨年の大会では、笹生優花と畑岡奈紗が共に3位に入るなど、常に上位を占めています。
今年の注目選手たち
今年のエビアン選手権には、日本勢最多タイの10人がエントリーしています。特に注目すべき選手は以下の通りです。
山下美夢有
山下美夢有は、今年の海外メジャー3試合すべてで上位に食い込んでいます。「シェブロン選手権」で17位、「全米女子オープン」で12位、「全米女子プロゴルフ選手権」では2位という好成績を収めています。パリ五輪の前哨戦ともいえるフランス大会で、日本勢4人目のメジャー優勝を目指して果敢に挑みます。
渋野日向子
渋野日向子も目が離せない選手の一人です。今年は序盤に4試合連続予選落ちを経験するなど不調に苦しみましたが、「全米女子オープン」での2位をきっかけに復調。その後の4試合すべてで予選を通過し、「全米女子プロゴルフ選手権」では7位の好成績を収めました。8月には2019年の大会覇者として挑む「AIG女子オープン」も控えており、フランスでもその輝きを放つことが期待されます。
Video: https://youtu.be/Ve-1oTnt4ic