渋野日向子選手の栄光の復活:試行錯誤を経て迎えた新たな章 「やらずに違うと決めてしまったらそれまで」

渋野 日向子

渋野日向子選手の栄光の復活:試行錯誤を経て迎えた新たな章 「やらずに違うと決めてしまったらそれまで」 
———————————————
渋野日向子選手は今年の「全米女子オープン」で堂々の2位に輝き、復調の兆しを見せました。この大会では、優勝した笹生優花選手と共に、日本人選手による史上初のメジャー“1、2フィニッシュ”を達成し、その結果は彼女にとって特別な意味を持っています。しかし、この成果の背後には、昨年末から彼女を指導している辻村明志コーチとの“試行錯誤”の日々がありました。

試行錯誤の日々
渋野日向子選手が辻村コーチの指導を仰いだのは昨年末のことでした。当時、渋野日向子選手はポイントランキング83位でシーズンを終え、シード権を失っていました。辻村コーチは彼女のスイングに関する問題点を数多く指摘し、「スイングについては、言い過ぎではなく何十個も修正すべき点を指摘しました。とにかく一日でも一時間でも多く練習をしてもらいたかった」と語っています。課題は山積みであり、二人三脚でそれを一つ一つ解消するための取り組みが始まりました。

冬の間、渋野日向子選手は寒さに耐えながら、千葉県にある辻村コーチの拠点に連日通い、最低でも3時間の練習を続けました。二人は「やらずにこれが違うと決めてしまうとそれまで」という信念のもと、様々な方法を試し、取捨選択を繰り返してきました。辻村コーチは、「僕には“やらずにこれが違うと決めてしまうとそれまで”という考えがあります。『こうじゃないかな?』と思ったら、まずやってみる。それでダメなら捨てる。これを繰り返しました。試したことは数十個はあるんじゃないでしょうか」と語り、まさに“試行錯誤”の連続だったと振り返ります。

Video: https://youtu.be/obdYpm34xQo

タイトルとURLをコピーしました